[도쿄 리포터=토시키 아오야마] 올해 창립 55주년을 맞은 동경 발레단은 문화청 "국제 예술 교류 지원 사업 해외 공연"의 일환으로 3개국 5도시에서 총 11회 공연을 진행하면서 〈 제34차 해외 공연 ─ 폴란드, 이탈리아, 오스트리아 〉를 순회중이다. 

지난 6월 19일 일본을 출발하여 처음 상륙한 폴란드 우치에서 2회 공연(6월 22일 23일)과 고대 로마 목욕탕 유적을 무대로 꾸민 로마의 카라카라 야외 극장 공연(6월 26일)에서 연일 기립 박수가 이어지며 성공적으로 마치고 이번에는 7월 2일 드디어 세계 최고봉의 가극장인 빈 국립 오페라 극장에서 3회 공연의 첫날을 맞이했다.

비엔나 국립 오페라 극장에서의 공연은 현대 발레의 거장 안무가 모리스 베자르가 도쿄 발레단을 위해 창작한 오리지널 작품 '더 카부키 (ザ・カブキ)'. 동경 발레단은 그동안에도 1986년과  1989년 2번 이 극장에 출연했고 이번은 무려 30년 만의 귀환이었다. 2019년이 "일본-오스트리아 우호 150주년"이라고 하는 기념적인 해에 출연 의뢰가 있어 이번 공연이 실현되었으며, 빈 국립가극장의 수백년 역사 속에서도 가극장이 외래 발레단을 초빙해 공연하는 것은 매우 드문 일로서 금세기 들어 초빙된 것은 도쿄 발레단이 유일하다. 

"미라노 스칼라좌와 함께 유럽 무대예술의 전당인 빈 국립 가극장에는 전 세계에서 관객들이 몰리고, 한 해 빼곡하게 스케줄이 잡혀 있는 오페라 공연은 늘 만원입니다"라고하는 빈 국립 가극장이 시즌 오프의 7월~8월 기간에, 대출 극장으로 극장의 사용을 원하는 단체에 유료 대출은 있지만, 오페라 극장 자체가 주최하는 공연으로 다른 단체를 초빙하는 것 자체가 드문 경우이다.

"더 카부키"의 티켓은 전 3차례 공연이 매진(객석 수는 1,709). "당일의 취소 대기자, 입장권을 구하려는 사람들이 벌써부터 매표소에 줄을 서기 시작했고, 극장에는 당일권에 대한 문의가 끊임없이 들어왔습니다" 오페라의 전당인 이 가극장에서 오랫동안 발레가 각광을 받지 못했지만 전 파리 오페라 발레단 애트왈의 마뉘엘 르 구리가 2010년에 예술 감독으로 취임한 이후 확실히 발레 공연의 인지도가 펼쳐지고 이제는 평균 입장률이 99.5퍼센트라는 경이적인 숫자를 기록하고 있다는 것.

만원의 객석이 지켜보는 가운데 19시가 조금 지나서 무대의 막이 올랐고, 제1막이 끝난 시점에서 이미 긴 박수 그리고 제2막이 끝난 뒤 열광적인 기립 박수가 이어지자 댄서들은 몇번이나 커튼 콜에 등장. 가극장의 홍보 스탭도 "이렇게까지 커튼콜이 계속 되는 것은 드문 일입니다! 대성공이에요!"라고 말하고 있었다.

예술 감독 사이토 유카이치에게 이번 공연은 특별한 애정이 있어 "30년 전에는 『 라 시루히도 』의 주연으로 나섰는데, 이 극장에 이번에는 예술 감독으로 되돌아 온 것을 매우 감회 깊게 생각합니다. 제 자신이 댄서였을 때 빈 공연에서 아주 많은 것을 배웠어요. 이번에 댄서들이 조금이라도 더 배우고 성장해 주길 바랍니다."고 말했다. 영광스러운 공연의 주역을 맡은 가라모토탄은 정평있는 유라노스케를 힘차게 춤추며, 한층 더 큰 갈채를 받았고, 히로인을 연기한 우에노 미즈카는 "이 역사가 있는 아름다운 극장에서 춤출 수 있는 것은 댄서로서 정말로 행복한 일"이라고 기쁨을 표현했다.

오스트리아 최대 신문인 클로넨차이퉁지의 기자는 "도쿄 발레단은 매우 유명한 발레단이고, 빈에서도 많은 분이 공연을 즐기고 있었습니다. 더 자주 빈에 왔으면 좋겠어요! 민간에서 이만큼 해낸다니 믿을 수 없는 일입니다."라고 말했다.

이번 도쿄발레단의 공연은 현지 언론에서도 주목을 받았으며, ORF(오스트리아 방송협회)를 비롯해 크로넨차이퉁지, 디플레세지, 스탠더드지, 비너 차이퉁 등 현지 유력 TV와 신문, WEB 사이트를 통해 기자들이 취재에 나섰고, 독일과 이탈리아 등 인근 언론인들이 몰려드는 등 그 주목의 높이를 느끼게 했다. 그 밖에도 하인츠 피셔(전 오스트리아 대통령), 코이누마 노리요시(재오스트리아 일본 대사), 크리스토프 라트슈테터 (빈 폴크스 오퍼 사무국장) 등이 찾아왔고 빈 국립 발레단에서 프린시팔로서 활약하고 있는 하시모토 키요카, 키모토 두사람도 내장. 일본에서도 NHK, 신문, 잡지가 취재차 방문하는 등, 회장은 화려한 분위기에 휩싸였다.

동경 발레단은 빈에서 공연을 마친 후에 제노바의 넬우이 국제 페스티벌에 참가, 그리고 투어의 마지막은 밀라노 스칼라 극장에서 믹스 프로그램을 2회, "더 카부키"를 2회, 총 4회 공연에서 긴 투어의 막을 내리고 7월 16일 현재 동경 발레단의 해외 공연은 32개국 155도시, 통산 775회 공연을 달성했다. 귀국 후 발레단은 8월 3일부터 어린이를 위한 발레 "돈 키호테의 꿈" 전국 투어 (9도시 10회 공연)를 개최할 예정이다.

世界最高峰のオペラハウス、ウィーン国立歌劇場に東京バレエ団が出演 

歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」をバレエにした「ザ・カブキ」で“討ち入り”!!

今年で創立55周年をむかえる東京バレエ団は、文化庁「国際芸術交流支援事業 海外公演」の一環として、3か国5都市で計11回の公演を行う〈第34次海外公演─ポーランド、イタリア、オーストリア〉のため渡欧中です。6月19日に日本を出発し、初上陸のポーランド、ウッチでの2回公演(6月22日、23日)と、古代ローマの浴場の遺跡を舞台にしつらえたローマのカラカラ野外劇場での公演(6月26日)を、連日スタンディングオベーションが続く成功裡に終え、この7月2日、いよいよ世界最高峰の歌劇場であるウィーン国立歌劇場での3回公演の初日に臨んだ

ウィーン国立歌劇場での演目は、現代バレエの巨匠振付家、モーリス・ベジャールが東京バレエ団のために創作したオリジナル作品「ザ・カブキ」。東京バレエ団はこれまでにも1986年、1989年と2回同歌劇場に出演しており、今回はじつに30年ぶりの帰還です。2019年が「日本-オーストリア友好150周年」という節目の年に当たることから出演依頼があり、今回の公演が実現しました。ウィーン国立歌劇場の数百年の歴史の中でも、歌劇場が外来のバレエ団を招聘して公演を行うのはたいへん珍しく、今世紀に入ってから招聘されたのは東京バレエ団。 
 
ミラノ・スカラ座と並ぶ欧州の舞台芸術の殿堂、ウィーン国立歌劇場には世界中から観客が集まり、年間ぎっしりとスケジュールが詰まっているオペラ公演はつねに満員です。そのようなウィーン国立歌劇場が、シーズンオフの7月~8月の期間に、貸劇場として劇場の使用を希望する団体に有料で貸し出すことはあっても、歌劇場自体がその主催公演として他団体を招聘すること自体が珍しいこと。

「ザ・カブキ」のチケットは全3回公演がソールドアウト(客席数は1,709)。当日のキャンセル待ち、立ち見券を求める人々が早くからチケット売り場に並びはじめ、劇場には当日券についての問い合わせがひっきりなしに寄せられました。オペラの殿堂である同歌劇場において長らくバレエが脚光を浴びることはなかったが、元パリ・オペラ座バレエ団エトワールのマニュエル・ルグリが2010年に芸術監督に就任して以来、確実にバレエ公演の認知度があがり、今では平均入場率が99.5パーセントという驚異的な数字をたたきだしているとのこと。

満員の客席が見守る中、19時を少しまわって舞台の幕があがりました。第1幕が終了した時点ですでに長い拍手があり、第2幕終了後には熱狂的なスタンディングオベーションが巻き起って、ダンサーたちは何度もカーテンコールに登場。歌劇場の広報スタッフも「ここまでカーテンコールが続くのは珍しいことです! 大成功です!」と話していました。

芸術監督の斎藤友佳理にとって今回の公演は特別な思い入れがあり、「30年前は『ラ・シルフィード』の主演として立ったこの劇場に、今度は芸術監督として戻ってこられたことを非常に感慨深く思います。私自身がダンサーだったとき、ウィーンの公演から非常に多くのことを学びました。今回ダンサーたちが少しでも多くのことを学び、成長してくれることを願っています」と語りました。栄えある公演の主役をつとめた柄本弾は定評ある由良之助を力強く踊りきり、ひときわ大きな喝采をあびました。ヒロインの顔世御前を演じた上野水香は「この歴史ある美しい劇場で踊れるのはダンサーとして本当に幸せなこと」と喜びをかみしめていました

オーストリア最大の新聞、クローネンツァイトゥング紙の記者は「東京バレエ団は非常に有名なバレエ団ですから、ウィーンでも多くの方が公演を楽しみにしていました。もっと頻繁にウィーンにきてほしいものです! 民間でこれだけのことをやってのけるとは信じられないことです」と語った。

今回の東京バレエ団の公演は現地メディアからも注目を集めており、ORF(オーストリア放送協会)をはじめ、クローネンツァイトゥング紙、ディープレッセ紙、スタンダード紙、ヴィーナー・ツァイトングなどの現地大手のテレビ、新聞、WEBサイトからこぞって記者たちが取材に訪れ、ドイツやイタリアなど近隣諸国のジャーナリストも来場するなど、その注目の高さを感じさせました。そのほかにもハインツ・フィッシャー氏(元オーストリア大統領)、小井沼紀芳氏(在オーストリア日本大使)、クリストフ・ラートシュテッター氏(ウィーン・フォルクスオーパー事務局長)らがかけつけ、ウィーン国立バレエ団でプリンシパルとして活躍している橋本清香、木本全優の両氏も来場。日本からもNHK、新聞、雑誌が取材に訪れるなど、会場は華やいだ雰囲気に包まれました。

東京バレエ団はウィーンで公演を終えたのちにジェノヴァのネルヴィ国際フェスティバルに参加、そしてツアーの最後はミラノ・スカラ座でミックス・プログラムを2回、「ザ・カブキ」を2回、計4回の公演で長いツアーの幕を閉じ、7月16日の時点で、東京バレエ団の海外公演は32か国155都市、通算775回の公演を達成しました。帰国後、バレエ団は8月3日から子どものためのバレエ「ドン・キホーテの夢」全国ツアー(9都市10公演)を行う予定となっている。